江戸っ子の生き方「よしよし」

最終更新: 9月22日


先日「江戸っ子のたしなみ」を読み

つくづく江戸っていい時代だったなって感じる。

この本の冒頭にある著者の

「江戸っ子の幸福力」というのが

もう心にぐさぐさ刺さりまくりで

あまりの刺され具合だったのでご紹介します。

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江戸っ子の幸福力

江戸時代の庶民の絵の中に次のような文字を見つけた。

天気がよし、

夢でもよし、

いつでもよし、

どちらでもよし、

もうよし、

なんでもかでもずっとよしよし。

(中略)

270年も平和を維持した江戸という時代は

世界史のなかでも奇跡に近いといわれる。

その奇跡の平和を支えたのは

競争してまで出世したくない、

戦ってまでモノを持ちたくない、

なんでもよしよしの江戸庶民である。

彼らこそ自然のままにあることを核とした

江戸文化の象徴的存在であった。

江戸の長い泰平のもとで、江戸っ子たちは

ゆっくり幸福力を磨き熟成させていった。

お天道様しか見ない、何事も腹八分目、

気張らない、がんばらない、生き方は軽さが身上、

住所はころころ変わり、ついでに名前もよく変わる。

人生どう生きるべきかなんてことなんて悩まない。

悩むのは今日一日を

どうやって大事に楽しく生きるかってことのみ。

つまり彼らは頭ではなく心で生きていたのである。

(中略)

現代人はストレスのかたまりで、

文明の進歩のわりには幸福そうに見えない。

(中略)

競争の代わりに、知らない者同士でも笑顔で挨拶を交わし、

外部に対する用心よりも自省を重ね、

肩寄せ合って暮らせる親和と安息の世界を成立させた江戸庶民。

彼らは人生の達人、人間を、人生を丸ごと肯定する。

(中略)

なんでもよしよしは、なんでもいいとは違ったのである。

現代人は皆そろって無闇にがんばるが

江戸はがんばるのに皆そろわない。

彼らは偉くて忙しい人を見てもお気の毒さまで、

自分はマイナスなどとは思わなかったからである。

どうかして出世するような災難にゃ、あいたかねぇと、

金にならぬことを一心にやる江戸っ子の贅沢な幸福力。

(中略)

なんでもかでもずっとよしよし

どんな境遇に陥っても凹むことなく、

すばやく身をひっくりかえして悪あがきせず、

この浮世、なんでもよしよしと難儀のすぎるのを待つ。

たとえ深刻な事態になったとしても

「しゃあねえ(仕方ない)」と受けとめること、

前向きどころか百八十度転換させた

積極的な生き方につなげるのが江戸っ子の極意。

国芳「浮世よしづくし」

絵の中央右上の言葉は

人の身の よしあし

ばなし よしにして

なんでも かでも

ずっとよしよし

この浮世絵には

「出来がよし」

「きげんがよし」

「夢でもよし」

「いつでもよし」

「程がよし」

「どちらでもよし」

「ひょうばんがよし」

「丁度よし」

「いつ見てもよし」

など、さまざまな「よし」が描かれている。

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心底、江戸っ子流に生きたいって思っちゃうね。

「人生どう生きるべきかなんてことなんて悩まない。

悩むのは今日一日をどうやって大事に楽しく生きるかってことのみ。

過去のことであれこれ後悔せず

未来のことで不安に思わず

今日を"大事に楽しく生きる" ことをしていきましょうかね、私も。

プラス「よしよし」精神で♪

#江戸 #独り言

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